メールマガジン『ロックの王道を行け!』:第360回 DIRK STEFFENS “The Seventh Step”

【メーマガジン ロックの王道を行け!】

DIRK STEFFENS – “The Seventh Step”
1976 GERMAN-NOVA 6.22478
(Hard Rock)

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RARE度:★★★★

Member :
Dirk Steffens(g), Ian Cussick(b,vo), Rolf Kohler(ds,vo)

Side (A)
1. Just A Game
2. Light It On
3. Save My Soul
4. What Do I See
5. Elysa

Side (B)
1. Things And Thoughts
2. Right On, Woman
3. Gettin It Out, All Out
4. Beggars Song
5. Lost Home Of 16 Blackbirds

76年にドイツからリリースされた超絶ギタリストのソロ・アルバムです。

ドイツで76年なんていうとドグサレ系かちょっとピコ音入ったふわふわシンフォニックなんかを想像してしまうかもしれませんが、この作品は正真正銘のハード・ロック!かのバース・コントロール(BIRTH CONTROL)にも在籍していたとかでテクニックは文句なしです。

ジャケの写真がジョー・ペリーに似ているので、本当にこれドイツ?本当にハードロック?と、半信半疑になりますが、更に裏ジャケに至ってはゲイ&テリー・ウッズ(GAY&TERRY WOODS)の2ndのようで、冷や汗まで出てきます。しかもですね、実は内容にもドイツっぽさのほとんど感じられないアメリカ的英国臭の漂うキレキレ・ハード・ロックなのです。

ハード・ロックとは言っても所謂よい意味での古めかしい感じの70年代ハードではなく、新しめ感のある、マホガニー・ラッシュ(MAHOGANY RUSH)や、アイアン・メイデン(IRON MAIDEN)、マイケル・シェンカー(MICHAEL SCHENKER)、そんなあたりの疾走感あるメロディアス・ヘヴィー・ロックという印象です。

ヴォーカルはご本人以外のゲイ&テリー(おい)の二人がやっていますが、どちらかは、かなりのハイトーンで、ニュー・トロルズ(NEW TROLLS)のUTのB-1での歌い方に似ている気がします。80年代NWOBHMには多いタイプでもあります。

この手の音をやってる人は、ふつう。鎖とか金属とかメリケンサック?とかを身に着けて、エナメル・スーツというのが相場ですが、彼らはどうも違いそうで、ヴォーカルは全曲がハイ・トーンかというとそうでもなく、男気系の歌声も聴ける曲があって、正直いうとそっちの声の方がいいかな。(おっと)

前置きが長くなりましたが、その内容は、のっけのA-1から機関銃的なマシンガン・ロックで、70年代の古き音楽ファンはややボリュームを下げ気味になってしまいそうで、このあたりでまずは好みのわかれるところかとは思います。が、でも、もう1曲待ってください!A-2です。なんじゃこりゃ?!となります。 なんでこんなかっこいいの?!?!と。

スウェーデンのノーベンバー(NOVEMBER)のいいところをドイツに移植してみました的なシブシブなヘヴィー・ロック。コード進行もグンバツ(死語)。これはかなりなもんす。かっちょイイ!

ところが続くA-3ではまた趣が変わって、今度はいきなりアメリカに到着。なんでこうなってしまうの?? なんというアメリカンな・・・。

そして続くA-4は同じフォーク・タッチながら、秋枯れ哀愁の名曲。これですわ、これ。ようやく来たぜ!泣き泣きギター。もうみんなで泣きましょう。

・・という感じで、喜んだり、ずっこけたりと、すったもんだで、収録曲の曲風は割とバラエティに富んでいます。

B面も基本この路線ですが、まずB-1はキテます。

リズムはもう鵯越えの逆落とし状態。ぶつかりまくり。そしてギター・ソロ。うおおお、これは鼻血間違いなし。ベックのトゥルース系のかっこいい音です。そのあとしばらくヘヴィー路線が続きまして、・・でB-4。これがもしかしたらハイライトかもしれません。

ノーベンバー(NOVEMBER)がレインボウ(RAINBOW)のバラッドをやったような美しさ。いやあ、まさしくオッサン殺し。ヴォーカルも男気系の方の人が担当していて文句なし。 煮込みでもつまみながら、純米酒でチビチビ聴くには最高の1曲。ギターもカツオと昆布のダシがよく聴いたしっかりとして重厚な味わい。やっぱこういうのを聴かねば!です。

そしてラストはしっぽりと。

ミドル・テンポからスロー・テンポまで、幅広くやっていますが、どの曲もギターはビシバシとフィーチャーされています。ただ、ここまでの腕前であれば、個人的には延々と続く泣き泣きのソロなんかを聴きたいところでもあり、長尺の曲が一曲入っていれば、もう少し評価も変わったかもしれません。あとジャケと・・・。

音も多すぎず、単純にカッコイイ!そんなアルバムは、見た目は地味でも、イイ仕事したくなっちゃうなぁ~と、手元に置いておくだけで励みになる一枚です。

(2015.1.30)

こちらのレコード在庫にあります!

4630025 DIRK STEFFENS/Seventh Step 9,800円(税別)

詳細は→ http://bit.ly/16Di3E2

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※「ロックの王道を行け!」は、まぐまぐを通じて配信しているメールマガジンです。バックナンバーも公開しています。
詳細はこちらからどうぞ→ http://www.mag2.com/m/0000024748.html

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※バックナンバーはHPでも掲載しています。
http://sorc.co.jp/mag/backno.html

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