NICO, FRANK, GIANNI, MAURIGIO – Canti D’innocenza, Canti D’esperienza

先日の首相会見後「なぜ解散」というツィートが2万件を超えたそうで、今もっとも国民感情を表しているジャケットかも!?ということで、イタリアン・プログレッシヴ・バンドのNew Trollsのメンバーを中心とした、このユニット名では唯一リリースとなる73年の作品です。どちらかと言えばアグレッシヴなHRですが、そこにイタリアらしい美しい古典とシンフォニックが絶妙に絡んで、挑戦的ながらも楽しく聴き所満載。「なぜ?」はともかくお薦めです♪

NICO, FRANK, GIANNI, MAURIGIO/Canti D’innocenza, Canti D’esperienza (73 ITALY-CETRA LPX22) 商品詳細→ http://bit.ly/1uTNN00

?????????????????

LOL COXHILL – Ear Of Beholder

寡黙な男性っていうのは、男性が憧れるもので女性にチト厄介だと思うのは私だけではないハズ?ですが「自分不器用ですから」…これはシビレます。そんな高倉健さんが他界されましたね。少し追悼の気持ちも込めまして、在庫のから選んでみましたのは、ブリティッシュ・フリー・ジャズ界の重鎮、ロル・コックスヒルさんのタイトルもオシャレな1stソロ作。孤高で渋くて寡黙で、そして熱けど優しい。ジャケもステキな一枚で映画スターを偲びましょうか。

LOL COXHILL/Ear Of Beholder (71 UK-DANDELION DSD3008) 商品詳細→ http://bit.ly/1Hi2CyM

?????????????????

GENE PARSONS – Kindling

欧米ものに比べるUSロックは圧倒的にミュージシャンの「したり顔」的ジャケが多いのですが、なかでも今日は「体重計を壊してパンダしたり顔」っていうニュースに触発されて(ゴメンナサイ…!)この一枚。バーズのジーン・パーソンズさんの73年の1stソロ作は全体的にカントリー・ベースのソフトロックで曲・演奏・ヴォーカル共に優しくウォームフル。寒くなってきたこの週末などに楽しまれるにはピッタリです♪やっぱり「どや顔」の2ndと共に是非。

GENE PARSONS/Kindling (73 US-WARNER BS2687) 商品詳細→ http://bit.ly/1vaQc8F
GENE PARSONS/Melodies (79 US-SIERRA SRS-8703) 商品詳細→ http://bit.ly/1vaQf4t

?????????????????

DULCIMER – And I Turned As I Had Turned As A Boy

このアルバムを見るとつい「ダルシマ・マルダシ」と言っちゃう方は、きっとロック・ダイヴィング・マガジンの愛読者!?(うふふ)ジャケも美しく、枕詞は「秋かれフォークの決定盤」というのがお決まりの英国フォーク・ロックのレア盤で名盤です。丸の内では早くもイルミネーションの点灯だそうで、しかも急に冷え込んできました。「秋枯れ」を楽しむ前に冬が来ちゃいそう!?「秋枯れ」フォークを楽しむタイミングを逃さないようご注意を!

DULCIMER/And I Turned As I Had Turned As A Boy (71 UK-NEPENTHA 6437 003) 商品詳細→ http://bit.ly/1EIHS18

Dulcimer_AndITurnedAsIHadTurnedAsABoySSL3916

UNCLE DOG – Old Hat

英ロック・ファンにはお馴染み、キャロル・グライムス姐さんのスワンピーでブギーなヴォーカルが実にゴキゲンのアンクル・ドック72年のアルバムです。タイトルの「オールド・ハット」には「時代遅れ」なんて意味も含まれますが、サウンドは時代に左右されることナシ!です。ハハ。今度はナポレオンが被っていた帽子がオークションにかけられるそうで、想定価格は5700万とか!そこまでのお値段はつかないまでも、こちらの「古い帽子」も逸品です♪

UNCLE DOG/Old Hat (72 UK-SIGNPOST SG4253) 商品詳細→ http://bit.ly/1xuzvmz

UncleDog_OldHatSSL2149

メールマガジン『ロックの王道を行け!』:第357回 PALADIN “Same”

【メーマガジン ロックの王道を行け!】

PALADIN – “Same Title”
1971 UK BRONZE ILPS9150
(Hard Rock)

?????????????????

RARE度:★★

Member :
Keith Webb(ds), Peter Solley(key,violin),
Peter Beckett(b,vo), Lou Stonebridge(vo,key),
Derek Foley(g,vo),

Side (A)
1. Bad Times
2. Carry Me Home
3. Dance Of The Cobra

Side (B)
1. Third World
2. Fill Up Your Heart
3. Flying High
4. The Fakir

PALADINというと、どうしてもロジャー・ディーンのジャケットで有名な2ndアルバムばかりに注目が集まりがちですが、こちらはその2ndとは一変して地味渋ジャケットのデビュー・アルバムです。もしかしたら、このアルバムジャケがあまりにも地味すぎて目立たなかったために、2ndを心機一転かっこいいジャケットにしたのかも?と考えすぎるくらいです。

しかし、2ndアルバムにはやられました。

ハード・ロックだけをひたすら追求していた若い頃に、ハード・ロックの解説本のようなもので、2ndのジャケットを見て、なんてかっこいいジャケットなんだろうと。「ロジャー・ディーン」なん名前すら知らずに、とにもかくにも、このかっこいいジャケが欲しくて欲しくて、レコ店の壁に貼ってあったのを見つけたときは思わずガッツ・ポーズでした。

ところが、うちに帰ってドキドキしながら高まる期待を抑えきれずに針を落とすと…

もちろん今では十分楽しく鑑賞するお気に入りの一枚も、とにかく「ヘヴィーじゃなきゃロックじゃない」なんて思い込んでいた時期ですから、ジェリコ(JERICHO)みたいな音が出るんだろうと想像していただけに、なかなかの落差にガックリした事を告白いたします。あれ程までに騒がれているレコードですから、悪いはずはないのですが、若い自分にとっては忘れられない出来事の一つです。

さて、このバンドは、元々かのテリー・リード(Terry Reid)のバック・バンドの面々が結成したバンドということで、後にプロコル・ハルムに加入するPeter Solleyも在籍。凄腕ミュージシャンの集団です。

2ndで味わったほどのジャケットとサウンドとの落差はありませんが、この1stも、すわハードロックかヘビメタかという第一印象は、針を落とすや否や裏切られることになります。

まずA1で、いきなりラテン・テイスト!!やや明るめのヴォーカル、きれいなリズム・セクション、ゆったりとした流れで、夏の午後のそよ風にあたりながら、のんびりソファに座ってパッションフルーツジュースでくつろいでいると、だんだん雲行きが変わってきて、過激なハモンドが登場するとなんだか全員が疾走体制に入ってきて、ドラムスも負けじと暴れだします。ギターも黙ってはいられません。

ファンキーなリズムと熟練の演奏が、素晴らしい疾走感を呼び、冒頭に感じていたそよ風は疾風に変わり、まどろんでいる場合ではなくなります。だんだんブリティッシュさが隠せなくなり、HR感が出てきて、そしてドラムスのプチ・ソロ。おおおぉ、かっちょいぃぃ! !

スローナンバーを挟み続くインスト曲のタイトルは「ダンス・ウィズ・コブラ」では、体をゆすりたくなる衝動を抑えることができなくなり、気分はコブラです。

B面も、やはり少しミドルテンポのラテンのリズムが始まり、洗練されたピアノがシャレオツです。更に、ラテンの風味に正統派ブリティッシュ・ハードがかぶさり、テンペスト(TEMPEST)のようでもあり、暑いのに爽やかとでも申しましょうか、コジャレています。オツです。技術がしっかりしているので、間奏でのギター・ソロが異常にかっこよく、バックでのハモンドも盛り上げ、いつまでも聴いていたい気分になってしまいます。

A面の冒頭で夢見心地になって、そのまま世界をめぐる夢を見ていたのかも!?という展開で、最後にはたどり着く中東で不思議な旅は終わっていく…そんな感じの解釈がしたくなるのです。

ラテンのリズムを多用しているのに、ハモンドが暴れまくり、ドラムは独走、ギターがよく鳴る曲に、グッとくるのもあり、一言でいえばヴァリエーションが豊富。ちょっとジャケからは想像できないバラエティさ。見た目とのギャップが実に魅力的な一枚。人間だって見た目じゃないさ、と勇気ももらったし、こちらも中身とのギャップで驚かせてみたいものです!?

(2014.11.05)

こちらのレコード在庫にあります!
 
4601711 PALADIN/Same 9,800円(税別)
詳細は→ http://bit.ly/111xm6Q

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※「ロックの王道を行け!」は、まぐまぐを通じて配信しているメールマガジンです。バックナンバーも公開しています。
詳細はこちらからどうぞ→ http://www.mag2.com/m/0000024748.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
※バックナンバーはHPでも掲載しています。
http://sorc.co.jp/mag/backno.html

POOBAH – Steamroller

ヘヴィでハードロックなギターが素晴らしく、僅かにメタルの要素も孕んでいるところが小気味いい70年代USパワー・トリオのプーバ、79年の3rdアルバム。タイトルもスティームローラー!もう蒸気で押しまくる感じで、漲るパワーがはちきれそうな一枚です。まさにそんなパワーローラーのごとく強引に政策を進めてきた安倍政権が今度は総選挙!?熱いUSハードを聴いて、70年代の音楽シーンさながら、我々も熱くなれば何かが動く…かもよ!?

POOBAH/Steamroller (79 US-PEPPERMINT PRODUCTION PP 1180) 商品詳細→ http://bit.ly/1u8Yo7s

?????????????????